郵政民営化を監視する市民ネットワーク

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 Ubin Watch news No.28
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  <集配郵便局再編・統合問題>
  全国の自治体から待ったの声!

  6月28日郵政公社は「集配拠点、郵便貯金・簡易生命保険の外務営業拠点の再編について」という報道発表を行いました。すでに私たちもUbin Watch Video などを通じて紹介してきましたが、地方の集配業務を行う郵便局の多くが窓口だけの郵便局になってしまうという問題です。
本来この発表は4月にも行われると関連労働組合には周知されていました。しかし、ほぼ半年をかけて地方を説得に回っていた郵政公社は、地方からの思わぬ反対の声に押されて発表次期を延ばさざるを得ませんでした。

  撤回せよ!自治体から意見書相次ぐ

  正式発表に先立つこと6月13日に開催された自民党総務部会・郵政政策小委員会(出席者59名)では、影響を受ける667市町村のうち、574が理解を示し、70が反対、保留23と報告されたと報道(6.15共同通信)されましたが、実は、公社の説明に対して、話も聞かない、つまり門前払いが70自治体で、首長などが「会った」段階で「理解」したものと報告する、公社側のまやかしがその後明らかになっています。

  これまで、『日本郵政公社の集配局再編計画の撤回を求める意見書』等を国会などに提出した自治体は、北海道13、新潟4、富山1、長野7、広島1、鳥取2、島根2、高知12、小計42。議会で意見書を採択した自治体は、北海道6、山梨1、長野3、岐阜1、鳥取10、高知13、鹿児島1、小計35。審議中の自治体が岡山2。市長村等長が郵政公社に反対している自治体が北海道4、京都3、総計で86自治体に及んでいます。
  意見書を採択・国会に提出した都道府県は、東京都、新潟県、富山県、長野県、鳥取県、高知県の6都県。(7月11日現在)。2カ月以上も遅れた6月28日の郵政公社の公式発表以降、この流れはさらに加速しています。9月の各自治体定例議会に向けて準備を進めている自治体も少なくありません。

  このような声を受けて公社はついに7月21日、「集配拠点、郵便貯金、簡易生命保険の外務営業拠点の再編に関する実施時期の変更について」という情報提供を各組合におこないました。関係自治体の理解を得るのに時間を要するとの理由で、中国支社管内1局1自治体、九州支社管内12局8自治体の実施時期がこの9、10月から来年の2、3月に延期するというものです。

  署名運動に取り組む自治体も

  東京の水源、多摩川の支流―秋川沿いの静寂な山間地の檜原(ひのはら)村。山間部のため道は曲がりくねり、冬の積雪時は道は遮断され、凍てつくと解凍には相当の時間がかかります。世帯数は1042、人口は2848、古くからの集落で構成される自治会は27。その自治会連合が中学生以上を対象に住民署名を取り組みました。「檜原郵便局での郵便集配業務の存続について」要請をする署名です。
  取り組みを決めて2週間足らずで約2300筆を集約し、特別養護老人ホームの200世帯や、乳幼児、児童数を除けばほぼ全村民の署名を集めきりました。8月上旬にも関係機関に署名を提出するということです。

  青ヶ島からも不安との声

  東京都内の集約局はその他にも5局。小笠原島と伊豆七島の青ヶ島、御蔵島、利島。
  その青ヶ島から私たち市民ネットの仲間に郵便局がなくなってしまうと大変とのお便りを頂きました。
  ここにそのお便りの一部を紹介したいと思います。

  東京都青ヶ島村からのお便り

  こんばんは、ご無沙汰してます。お元気ですか?

  今日、久々に島に船がつき、新聞(*6月28日付け)が届いて騒然となりました。やっと民営化の実感がわいたという感じです。

  青ヶ島郵便局は現在、局長さんと職員が4名の計5名でやってます。そのうち、1人は局長さんの奥さんでパートさんです。もう一人は1年契約で八丈から青ヶ島に来た人です。

  もしかしたら、郵便局自体なくなる??と、みんな不安に思ってます。

  集配業務は廃止されるということで、村民の誰かに委託されるのか、それとも荷物は局どめになるのか、郵政ヘリがもう飛ばないんだったら、いつ来るかわからない船だけに頼ることになるのか、などなど島中が大混乱中です。

  今まで、ヤマト便も一応村民が委託されていて届くには届いたんですが、郵便が一番確実でしたし、なによりもヤマトはクール便が使えないけれどゆうパックはチルド便が使えるので、一応生鮮食品も送ることができたんです。

東京都青ヶ島村無番地

東京から358.4km
八丈島から71.4km
面積5.98ku ※狛江市と同規模
周囲9km
青ヶ島の人口
人口(平成18年4月1日現在)195人
世帯数115世帯

 東京の南358kmの太平洋上に浮かぶ伊豆諸島の島である。一番近い島である八丈島からでも70kmほど離れている。

  これからはもチルドは無理でしょうし、個人が生鮮食品を手に入れるのは難しくなるでしょう。

  冗談半分ですけど、輪番制かくじびきで、交通費を出し合って誰かが月に一回八丈まで買い出しに行くという案まで出ています。

  給食なんかも不安です。

  ただでさえ、届かないものが多くて給食のメニューが不安定なのに。果物なんかは缶詰しか出ないのに。

  もう、野菜は明日葉に頼るしかないかもです・・・。

 

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