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郵便局統廃合の次は、ポスト取り集め間引き

  来年10月に迫った郵政民営化を前に、郵政公社は今年9月からの集配特定郵便局の統廃合につづいて、10月16日から郵便物の取り集め作業の間引きを実施しようとしています。

  その内容は、現在1日に3回以上ポスト取集を行っている地域で、主に朝から午前中にかけてポストから集める「取集1号便」を全国的に廃止(東京23区は除く)するというものです。さらに「取集量が少ないポストについては単独取集(赤い車で回る)から配達時に取集する方法(兼集)に変更する」ことも行おうとしています。

  経費節減のための「効率化」ということですが、これを実施すれば郵便物の遅れがひどくなることは明らかです。
  例えば夜7時にポストに投函した速達郵便物が一晩眠りつづけようやく翌日の昼ごろ回収されるということになり、1日遅れの事態も想定されます。また「取集量が少ないポスト」(その具体的な目安は明らかにされていない)については、配達員による「兼集」に切り替えることにより不定期な回収となることは明らかです。ましてや集配特定郵便物の統廃合により外務員の配達区域が広域化される地域では、取り集め時間も大幅に遅くなることが予想されます。

  このような重大なサービスダウンに対し、公社は、「一部影響も出るが、公社がお客様に対してお約束しているサービスには変化はない」と言い、「特に駅前やビジネス地域に設置されているポストについては最終便以降に、サービス低下を招かないよう再取集する」と一部配慮の姿勢を見せていますが、「お客様への周知の時期及び方法については検討中」として、実施が迫っているにもかかわらず積極的に周知する姿勢を示していません。

  「あまねく公平」と言いながら、経費節減のため「取集量が少ないポスト」はどんどん間引きする、ここでも集配局統廃合と同じような地方切り捨ての民営化の流れが見えてきます。

「いかに国民に気づかれないように業務の内容や質を落としていくか」は公社の本音

  8月22日付朝日新聞、「動く郵政民営」記事中、「郵政公社関係者が語る。『いかに国民に気づかれないように業務の内容や質を落としていくか。そうするよりほかない』」という記述について、8月24日郵政公社は、「不安を助長するような誤った内容」として公式に反論、「業務やサービス内容を変更する際は、国民生活に大きな影響を与えることから、その都度、報道発表や該当する郵便局に掲示するなどの周知に努めている」と公社の考え方を述べました。

  しかし、国民の目に見える集配局統廃合については関係自治体へまがりなりにも説明を行ってきた公社ですが、ふだんあまり気にもとめないポスト取集回数についてのサービス変更については、いまだ報道発表も住民周知も行っていない現実があります。
  「国民に気づかれないように業務の内容や質を落としていく」という記述は決して「誤った内容」とは言えないでしょう。

  民営化まであと1年、駆け込み的に次々と行われる郵便局サービス低下に待ったをかけなければなりません。

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「檜原郵便局での郵便集配業務廃止」に対する想い

  前回も報告しました、郵便集配業務が廃止される東京都檜原村に在住の方からお便りを頂きました。過日私たちが取材に訪れた際にも快く迎入れてくださった方です。この場を借りましてあらためてお礼申し上げます。

  毎日顔なじみの郵便屋さんが来てくれるのを、子ともが楽しみにしています。
  私達の日々の暮らしが郵便屋さんの明るい笑顔にどれ程支えられている事か。
  それは檜原村の郵便屋さんが自分たちの業務を通じて、檜原村の地域社会の要となることを担ってくれているからです。

  「集配業務廃止」と一言でいっても、その「集配業務」の中にどれだけたくさんの、どれだけ大切な意味が含まれているか、を私達は知っています。
  私達村民は、私達の郵便屋さんの元気を奪われてしまう様な事を、絶対に許してはいけません。それは、私達の村の元気を奪われる事と同じだからです。
  私たちは、私達の郵便屋さんがしょんぼりしてしまう様な事を絶対に許してはいけません。それは、私達の毎日の暮らしが、しょんぼりしてしまう事と同じだからです。

  私たちは、この様な紙切れ一枚の説明を受け、私達の村の要を奪われてしまうようなことを、私達が長い間守り続けてきた地域社会を崩されるような事をそう易々と許してしまってはいけないのです。

  今、必要な改革は、合理的便宜上、地方の地域社会を崩壊させていく事ではなく、殺伐とした都会の生活にも地域社会を取り戻していくことではないでしようか。
  合理的便利さを追求し続けてきた結果、都市の社会がどれ程殺伐とし、どれだけの子どもたちがその犠牲になっているかは毎日のニュースを見ればわかることです。

  私は、毎日家にいて、郵便屋さんが来るとホットします。うちに集配がなくても近所を走っている赤いバイクの音を聞くだけでとても安心します。
  そう感じているのは、私ひとりではないはずです。

2006.8.20   萱場 明子

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