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郵政民営化改正法成立
依然課題山積、行き詰まりは必至

郵政事業を市民・社会の手に

  何よりも私たちは公共インフラとしての郵政事業の再建を呼びかけてきました。その中には、郵便事業を公共サービスとして位置づけ、その独占を保障すること。貯・保事業は庶民向けのあまねく公平な小口資金調達に徹し、その融資は地方・地域経済に貢献するものとすること、官僚主義的な縦割り的事業運営を排し、地域の利用者、現場で働くものと共に透明性ある事業運営を目指すこと。
  私たちがこの市民ネットワークを起ち上げるときに掲げたスローガン、「郵政事業を市民・社会の手に」という言葉は、そういう想いを込めたものでした。

様々な課題は取り残されたまま

 4月27日、郵政民営化改正法案は参議院本会議で可決、成立しました。7年前、連日国会前を騒がした集会やデモもなく、マスコミ各社を賑わした賛否両論の喧噪もなく、静かな法案可決となりました。
  そもそも今法案は小泉―竹中路線時に成立した民営化法の「改正」にすぎません。民営化路線そのものの抜本的修正はなにもなされてはいません。
  政権交代とは、小泉―竹中路線によってもたらされた社会の荒廃をなんとかもう一度立て直すためにと人々が願いを込めたものではなかったのでしょうか。
  結局課題はすべて取り残されたというほかありません。郵便事業の公共サービスとしてのきちんとした位置づけも、郵政非正規労働者の待遇改善も、過重なノルマ営業の弊害も、膨大な貯・保事業資金の社会的活用も、議論は結局また振り出しに戻ってしまいました。

新自由主義路線からの決別を

 自由市場なくして経済成長なし。経済成長なくして社会発展は不可能。このスローガンのいかがわしさはもう十分すぎるほど身に染みたのではなかったのでしょうか。
  自由市場原理主義者たちによるあらゆる公共サービスの民営化―私有化がもたらした結末は、ごくごく一部のものに富が集中する仕組みとしてはこれ以上ない都合のいいものでしたが、社会という人々が共同で作り上げていくその一つ一つの絆をズタズタに引き裂いてしまいました。結果、貧困と格差が広く社会を覆い、社会そのものの荒廃は今や誰の目にも明らかです。

  それだけではありません。ものやサービスの売買から得られる利益率の低下を補うとした金融市場の自由化は、さらに奇々怪々な金融商品を生み出し、その市場の暴走は結局は金融市場そのものを崩壊させかねない世界金融恐慌を引き起こしてしまいました。その危機は未だ深化こそすれ収拾の目処さえ立っていません。金融市場の崩壊の危機は、そのまま資本主義経済そのものの有効性を根底から揺るがすものでしょう。
  私たちに日々正面から問われ続けてきたのは、市場とは一体誰のためのものなのか、という事ではなかったでしょうか。

  原発問題一つとっても問われていることは同じです。原発を稼働させ続けることはより大量のエネルギー消費を社会に強いることに他なりません。郵政民営化を監視する市民ネットワーク大量生産大量消費が社会発展をもたらすというのは一種のイデオロギーにしか過ぎませんでした。社会を私たちの手に取り戻すことが、依然最大の課題だといえるでしょう。


5.18監視ネット参考人質疑

何が変わるの? 

 郵政民営化法改正案が国会で審議されるにあたり、衆参両院ではその特別委員会で参考人質疑が行われました。大学教授や生保、金融業界や過疎地の村長や、労働組合などから参考人が選ばれ、今法案に対する意見聴取や各党議員からの質問がなされました。
 その様子は衆参のホームページから閲覧することが可能ですが、全部観ようとすると一日がかりになってしまいます。
 これをよりコンパクトに再現し、さらに会場からの様々な質問に答えることで、今郵政改革法の具体的な中身とその問題点などを浮き彫りにしていきたいと思っています。

 いったい郵便局は変わるのかそれともあまり変わらないのか。郵便局を利用するもの、働くものにとって何かいいことがあるのか。社会に及ぼす影響は何かあるのか。
 みなさんと共に考えてみたいと思います。

 

   〈アクセス〉
 京王バス
  ・新宿駅西口から
   (京王デパート前20番バスのりば)
  中野駅行き又は中野車庫行き
   十二社池の上下車 徒歩3分
   (京王デパート前21番バスのりば)
 新都心循環バス
  パークハイアット東京前下車 徒歩1分
 ・京王線 初台駅下車 徒歩10分
 ・都営地下鉄大江戸線
  都庁前駅下車(A5出口) 徒歩10分

* 監視ネット第8回総会
 (前段に簡単な総会を開催します)

  特別委員会参考人質疑
○ 参考人
(予定)
改革法案から民営化法改正で何がどうなった?
 :下見徳章 (監視ネット)
金融業界は民営化法改正をどうみたか
 :稲垣 豊 (ATTAC Japan首都圏)
過疎の公共サービスはどうなる?桧原村から
 :棣棠 浄 (郵政ユニオン)
郵便屋さんは泣いている
 :池田 実 (伝送便)
郵便屋さんは怒っている
 :土屋純一 (郵政ユニオン)
 議長:日野正美 (電通労組)
 *質問者は会場から

○ 開催日
 18日(金)
○ 時 間
 18:00〜21:00
○ 会 場
 角筈地域センター (8階会議室)
 (新宿区西新宿4-33-7)
角筈地域センター

 *報告:伝送便ホームページ

 

これまでの主なニュース


       ・〒101-0063東京都千代田区神田淡路町1-21-7
          静和ビル1階A ATTAC Japan(首都圏)気付
       ・Tel:03-3255-5910(共同電話)



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